「ヘルドックス」はNetflixで配信中!国内映画の新たな名作か?

Netflix(ネットフリックス)で配信中の映画「ヘルドックス」を視聴した感想レビューと映画の背景やオススメポイントなどを記載!

皆さんのネットフリックス動画の視聴選定にお役立て頂けたらと思います(^^)

今回は国内映画のヘルドッグスを視聴した感想です!ネ・タ・バ・レにならないよう注意します!

出典:Youtube <本編シーン特別映像>映画『ヘルドッグス』絶賛上映中

Netflix配信作品の国内映画「ヘルドッグス」のストーリー紹介

兼高は、愛する人が殺される事件を止められなかったことから復讐のみに生きてきた元警官だった。その獰猛さから警察組織に目をつけられた兼高は、関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。

兼高の任務は、組織の若きトップ・十朱が持つ秘密ファイルを奪取することだった。

警察はデータ分析により、兼高との相性が98%という東鞘会のサイコパスなヤクザ・室岡に白羽の矢を立て、兼高と室岡が組織内でバディとなるよう仕向ける。

かくしてコンビを組むことになった二人は、猛スピードで組織を上り詰めていく。

しかし、その先には誰も予想できない結末が待っていた。

次々に起こる新たなミッション、そして続々と明かされる驚愕の真実。

兼高は自分が何者なのか、何のために戦っているのか、そして室岡とは何なのかを知ることになる。

残酷なほどに純粋な、息つく間もない怒涛の138分!

Netflix配信作品の国内映画「ヘルドッグス」の感想/レビュー紹介

私はこの映画をNetflixで視聴しましたが、とても面白かったです。

まず、岡田准一さんのアクションが圧巻でした!

彼は本格的な格闘技のトレーニングを受けているだけあって、迫力ある身体能力と動きを見せてくれます。

特にラストのシーンでは、敵味方入り乱れる乱闘の中で、敵を次々と倒していく姿がカッコよかったです。

また、彼はアクションだけでなく、演技も素晴らしかったです。

兼高は潜入捜査中に自分の正体や目的を隠しながらも、ヤクザとして生きることに苦悩や葛藤を抱えています。

その心情を表情や声に出さずに内に秘める岡田准一さんの演技は、見ている方もドキドキさせられました。

坂口健太郎さんもまた、サイコパスなヤクザの室岡という難しい役を見事に演じていました。

室岡は残忍で冷酷な性格でありながらも、兼高に対しては友情や信頼を感じています。

その二面性を表現する坂口健太郎さんの演技は、怖さと可愛さを同時に感じさせるものでした。

特に笑顔の時は不敵で狂気的な雰囲気がありましたが、それが逆に魅力的に見えました。

彼と岡田准一さんの掛け合いも見どころでした。

相性98%という設定通り、二人は息の合ったコンビネーションを見せてくれます。

時には喧嘩したり言い争ったりしますが、それもまた二人の絆を感じさせるものでした。

兼高と室岡は、まるで犬とその飼い主のような関係でしたが、それが逆に愛おしく見え、二人の相性は98%という設定ですが、残りの2%は何なのか気になりますね。

他のキャストも見応えがありました。

松岡茉優さんは、北村一輝さん演じる組長の愛人でありながら、兼高に惹かれていく女性を演じています。

彼女は兼高に対して嘘をついたり裏切ったりしますが、それでも彼に対する想いは本物だと感じさせてくれます。

彼女の表情や仕草には色気と切なさがありました。

MIYAVIさんは、室岡の兄貴分でありながら、裏で組織を裏切っているヤクザを演じています。

彼は冷静で知的な印象ですが、実は残酷で狡猾な性格です。

彼の演技には緊張感と迫力がありました。

北村一輝さんは、組長でありながら、実は警察のアンダーカバーだったという衝撃的な役どころです。

彼はヤクザとしても警察官としても優秀でありながら、その立場に苦しんでいます。

彼の演技には重厚さと悲壮感がありました。

この映画の見どころは、アクションだけではありません。

ストーリーも複雑で奥深く、登場人物たちの関係や動機も次々と明かされていきます。

ヤクザ同士の抗争や裏切り、警察の内部事情や政治的圧力、そして兼高の過去や復讐など、様々な要素が絡み合っています。

その中で、兼高と室岡は自分たちの信念や友情を貫こうとしますが、それが必ずしも幸せにつながるとは限りません。この映画は、ハッピーエンドではありません。

最後に待ち受けるのは衝撃的な展開です。

私はこの映画を観て、アクション映画としても人間ドラマとしても楽しめました。

岡田准一さんや坂口健太郎さんを始めとするキャスト陣の演技も素晴らしかったです。

原田眞人監督の作品らしく、バイオレンスシーンや暗い雰囲気もありますが、それ以上に登場人物たちの感情や心理に引き込まれました。

Netflix配信作品の国内映画「ヘルドッグス」のキャストやスタッフの紹介

【キャスト】

・兼高昭吾(かねたか しょうご):岡田准一

愛する人が殺される事件を止められなかったことから闇に落ち、復讐のみに生きてきた元警官。

その獰猛さから警察組織に目をつけられ、関東最大のヤクザ組織「東鞘会」への潜入という危険なミッションを強要される。

任務は、組織の若きトップ・十朱が持つ秘密ファイルを奪取すること。警察はデータ分析により、兼高と相性が98%というサイコパスなヤクザ・室岡秀喜とコンビを組むよう仕向ける。

かくしてコンビを組むことになった2人は、猛スピードで組織を上り詰めていくが、その先には誰も予想できない結末が待っていた。

室岡秀喜(むろおか ひでき):坂口健太郎

関東最大のヤクザ組織「東鞘会」の若手幹部。サイコパスで制御不能な性格で、殺人や暴力に快楽を感じる。

警察のデータ分析により、兼高と相性が98%ということが判明する。兼高とコンビを組んでからは、彼に対して友情や信頼だけでなく、愛情や執着も抱くようになる。

吉佐恵美裏(よしざ えみり):松岡茉優

兼高の恋人だった女性。兼高が警官だった頃、ある事件で殺されてしまい、その事件を止められなかったことが、兼高の人生を大きく変えることになる。

十朱義孝(じゅうしゅ よしたか):MIYAVI

関東最大のヤクザ組織「東鞘会」のトップ。

若くして組織を率いるカリスマ的存在で、政財界にも強い影響力を持つ。

しかし、彼が持つ秘密ファイルには、組織や社会にとって衝撃的な内容が記されている。

土岐勉(とき つとむ):北村一輝

警視庁捜査一課の刑事。兼高の元上司であり、友人でもある。

兼高に「東鞘会」への潜入ミッションを強要するが、それは彼のためでもあるという思いがある。

衣笠典子(きぬがさ のりこ):大竹しのぶ

「東鞘会」の創設者であり、十朱の母親。現在は隠居しており、組織の運営には関与していないが、十朱に対しては強い影響力を持つ。

【スタッフ】

監督・脚本:原田眞人

1949年生まれの映画監督・脚本家・俳優。黒澤明やハワード・ホークスといった巨匠を師と仰ぐ。

1979年に『さらば映画の友よインディアンサマー』で監督デビュー。

『KAMIKAZETAXI』『金融腐蝕列島〔呪縛〕』『クライマーズ・ハイ』『わが母の記』『日本のいちばん長い日』『関ヶ原』『検察側の罪人』『燃えよ剣』などの作品を手がけている。

『ラストサムライ』では俳優としてハリウッドデビューも果たしている。

本作は、岡田准一と3度目のタッグとなる。

原作:深町秋生

1975年生まれの小説家。

2004年に『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。

同作は2014年に『渇き。』として映画化される。

2018年には『地獄の犬たち』(文庫化にあたり「ヘルドッグス 地獄の犬たち」に改題)が第20回大藪春彦賞の候補になる。

「ヘルドッグス」シリーズには「煉獄の獅子たち」「天国の修羅たち」(2022年8月刊行予定)がある。ほかにも「探偵は女手ひとつ」「鬼哭の銃弾」などの作品がある。

・製作:ウィリアム・アイアトン、村松秀信、勝股英夫、藤島ジュリーK.

・エグゼクティブプロデューサー:上木則安、柳迫成彦、西山剛史

・プロデューサー:瀬戸麻理子、永田博康、天野和人、小出大樹、野村敏哉

・撮影:柴主高秀

・照明:宮西孝明

・録音:松本昇和

・美術:福澤勝広

・装飾:岩井健志

・衣装:宮本まさ江

・メイク:酒井啓介

・VFXスーパーバイザー:オダイッセイ

・整音:矢野正人

・音響効果:柴崎憲治

・編集:原田遊人

・音楽:土屋玲子

・スタントコーディネーター:小池達朗

・技闘デザイン:岡田准一

・助監督:土肥拓郎

・スクリプター:川野恵美

・キャスティングプロデューサー:福岡康裕

Netflix配信作品の国内映画「ヘルドッグス」のメイキング

メイキング映像は、現場に潜入しているかのような臨場感たっぷりのもので、GoProでの撮影も活用されています。

メイキング映像では、見どころの一つである岡田さんと坂口さんによる狂犬コンビのアクションシーンの裏側がリアルに映し出されています。

岡田さんは、本作でも技闘デザイン(アクション振り付け)を担当し、原田眞人監督と綿密な打ち合わせを行い、キャラクターそれぞれの個性にあったリアルかつ創作的なアクションを振り付けています。

岡田さんは、ペンなど身の回りのもので相手を攻撃する野性味溢れる兼高のアクションスタイルや、壁や床にぶつかりながら死闘を繰り広げる姿を見せています。

また、坂口さんへ直接動きを伝授したり、中島さんに足による締め技を教えたりする姿も見られます。

坂口さんは、制御不能な室岡というクレイジーな役柄を演じていますが、兼高に憧れて彼のためならば嬉々として立ち回る“ヤバイ奴”というキャラクターを見事に表現しています。

坂口さんは、ガンアクションや高所から突き落とされる衝撃シーンなど、危険なシーンにも挑戦しています。

メイキング映像では、「大変!」とはにかみながらも高揚している様子が伝わってきます。

岡田さんと坂口さんは、相性98%の診断通り、阿吽の呼吸でお互いをフォローし、2人で大勢の相手を一掃していく姿が圧巻です。

日本映画史上誰も観たことがない最強の狂犬コンビが、暴れ回る様を是非ご覧ください。

メイキング映像では、他にもMIYAVIさんや中島さんのアクションシーンや、岡田さんと原田監督の濃密なディスカッションや坂口さん、MIYAVIさんのお茶目なオフショットなども映し出されています。

MIYAVIさんは、若きトップ・十朱というカリスマ的な役柄を演じていますが、メイキング映像では笑顔で現場の雰囲気を盛り上げています。

中島さんは、最強の女殺し屋・ルカというクールでセクシーな役柄を演じていますが、撮影前から1年以上かけてアクション指導を受けたという努力の成果を見せています。

映画『ヘルドッグス』は、単なる潜入捜査映画とも、ヤクザ映画とも違う、両方の面白さを併せ持つような見たことのない新ジャンルの作品です。

闇堕ちした元警官・兼高と組織一のサイコボーイ・室岡が、組織内で起こる裏切りや陰謀に巻き込まれながらも、自分たちの信念を貫き通す姿に引き込まれます。

シリアスな緊張感の中にも、コミカルさが絶妙に絡み合う世界観や、バイオレンスの裏に隠されたピュアな心も魅力的です。

岡田さんと坂口さんをはじめとする豪華キャスト陣の熱演や迫力あるアクションシーンも必見です。

Netflix配信作品の国内映画「ヘルドッグス」の評価や批評

この映画の最大の見どころは、岡田准一の圧倒的なアクションと存在感です。

岡田准一は、潜入捜査官としてヤクザになりきり、格闘や銃撃戦などのシーンで迫力ある演技を見せています。

特に、タイで行われたアクションシーンでは本物のムエタイ選手と対決し、そのスピードと技術に感嘆させられます。

また、兼高昭吾というキャラクターの心理描写も見事に表現しており、復讐心や正義感、孤独や苦悩などが伝わってきます。

もう一つの見どころは、個性豊かなキャスト陣です。

兼高昭吾の相棒であり、サイコパスなヤクザ・室岡秀喜を演じた坂口健太郎は、不敵な笑顔と狂気的な言動で存在感を放っています。

また、兼高昭吾に惹かれていく女性警察官・小野寺美咲を演じた松岡茉優は、清楚な容姿と芯の強さを併せ持つ魅力的な役柄です。

さらに、MIYAVIや北村一輝、大竹しのぶ、金田哲、木竜麻生、中島亜梨沙、杏子など豪華な俳優陣が脇を固めており、それぞれが個性的な役柄を演じています。

この映画の評価や批評は、賛否両論ですが、

「Yahoo!映画」では3.8点(5点満点中)、「映画.com」では3.7点(5点満点中)という高い評価を得ています。

また、「Cinema Today」では、「全員ヤバすぎ!岡田准一もぶっ飛んだ『ヘルドッグス』がクセになる」という見出しで、高い評価をつけています。

一方で、否定的な評価や批評もあります。

主な批判点は、以下のようなものです。

・台詞が早口で聞き取りにくい
・登場人物や相関関係が多くて分かりにくい
・警察組織や潜入捜査官の設定が現実離れしている
・兼高昭吾の復讐の動機が薄い
・ラストシーンが唐突で物足りない

以上のように、「ヘルドッグス」は、岡田准一のアクションとキャスト陣の演技が見どころの映画ですが、ストーリーや設定には不満を持つ人も多いようです。

Netflix配信作品の国内映画「ヘルドッグス」に関する背景や社会的な意義

映画の背景としては、原作小説が2018年に発表されたことが重要で、この年は、平成から令和への改元が行われた年でもあります。

平成時代は、バブル崩壊やリーマンショックなどの経済危機や、阪神淡路大震災や東日本大震災などの自然災害や、オウム真理教やオウム真理教事件などの社会不安など、多くの困難に直面した時代でした。

その一方で、インターネットやスマートフォンなどの情報技術や、グローバリゼーションや多様化などの社会変化も進みました。

こうした時代背景の中で、人々は何を求め、何に悩み、何に希望を見出したのでしょうか

映画『ヘルドッグス』は、そんな平成時代を反映した作品と言えるかもしれません。

主人公の兼高は、愛する人を殺された復讐に生きる元警官です。

彼は正義感が強く、犯罪者に対して容赦なく制裁を加えます。

しかし、その行動は法律や倫理に反するものであり、彼自身も殺しの後に嘔吐するほど苦悩しています。

自分が何者なのか、何のために生きているのか、答えを見つけられないままヤクザ組織に潜入します。

正義や理想を追い求める一方で、現実や自分自身と向き合うことに苦しみます。

兼高の相棒である室岡は、サイコパスな殺し屋です。

彼は殺人に対して一切の罪悪感を抱かず、刺激や快楽を求めています。

劣悪な環境で育ったことで心に深い闇を抱えており、人間としての感情や価値観を持ちません。

また、令和時代に生きる人々にも象徴的と言えるかもしれません。

彼らは情報過多や社会変化によって、自分の感情や価値観を見失いがちで、彼らは自分の欲望や快楽を満たすことに執着します。

映画『ヘルドッグス』は、こうした対照的な二人の男が、ヤクザ組織の中で暴力や裏切りに満ちた世界を生き抜いていく様子を描いています。

彼らは組織のトップである十朱という謎めいた男に惹かれていきますが、その正体や目的は誰も知りません。

彼らは十朱が持つ“秘密ファイル”を奪うことが自分たちのミッションであることを知りますが、そのファイルには何が記されているのでしょうか。

映画『ヘルドッグス』は、ハードボイルドなクライム・エンタテイメントとして楽しめる作品ですが、同時に社会的な意義も持つ作品だと思います。

この映画は、平成から令和へと移り変わる時代に生きる人々の葛藤や苦悩、希望や夢を描いており、人々に自分自身と向き合うことや、自分の感情や価値観を見つめ直すことを促していると感じました。

そして、自分の居場所や存在意義を見出すことや、自分の正義や理想を貫くことを問いかけています。

この映画は、人々に新しい時代に向けて前進する勇気や力を与えてくれる作品ではないでしょうか!

 

RYOU

RYOU

いかがでしたでしょうか?
是非皆様も国内映画『ヘルドッグス』をご視聴してみてください!

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